廻る色<限定Ver.> 

原作寄り
黎翔、浩大




いつもながら勝手に挿し絵!







こちらに記載する用に限定Ver.でSS頂きました!
ボロ様Thanks☆彡





暴力シーンあります。
痛い表現、行為
黎翔、浩大が黒いです。

閲覧は自己責任でお願いします。










【二次創作SS】【バイト妃原作寄り】

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長い冬を終え、花が芽吹く春の季節のある日、王宮の奥深くの部屋で一人の男が拘束されていた。
部屋の中心で両手を高く上に、足は肩幅よりも開かれた状態は大の字に吊るされていたと言う表現が当てはまっているのかもしれない。
ギリギリつま先立ちになれるような絶妙な高さで吊るされていて、手首にかけられている縄に全身の体重がそこに集中しているため手の平は不気味な色をしている。
しかしその部屋に居た誰一人、男の事を気遣う事はなく淡々と準備だけが進められていく。

準備が整い暫くして背の高い黒髪の青年と長い髪の毛を後ろで束ねる青年がそれぞれ入ってくる。
すでにその部屋にいた小柄な青年が入ってきた2人に対して不適に笑った。

「お望みの人物、俺らの威信に掛けて捕まえてきたゼ?」

掛けられた言葉を無視して黒髪の青年は部屋の中に置かれていた一脚の椅子に座ると拘束されている男を眺めた
男は数日前、下女に変装して後宮に入り込み夕鈴に毒を与えた。
依頼主からは妃が死ななくてもいい。妃が自ら退宮するように少しだけ脅すだけだと言われていた。
任務を終え、依頼主の元へ報告へいくと妃の生死を問われた。
そして危険をいち早く察知した男は逃げたのだが、浩大率いる隠密集団からは逃げ切れずにここに連れて来られた。

「さて、この人どうしようネ」
「肉を少しずつ切り落としていくのもいいな」
「その時はじいちゃんにご協力願おうぜ? ほら人って同じ痛みが続くとその痛み感じなくなるから」
「そういえばそんな薬ございましたね。私が取りにいきましょうか?」
「すぐに気を失ってしまってはつまらないからな。李順早くしろ」
「では失礼いたします」

軽く礼を取り、長い髪の毛を揺らしながら李順は部屋を出て行った。
貼り付けにされている男は淡々と続けられる会話に一瞬怯み、雇われたとは言えなんと言う人間に喧嘩を売ってしまったのかと思うがそれは既に後の祭り。
部屋に入ったときから無表情で淡々と怒る黎翔からそっと尋問開始の合図が出された。
合図と同時に看守達による尋問が始まる。それは普通の人間ならば直ぐに屈してしまいそうになる苦痛を与えているはずなのだが、男はうめき声一つ上げない。
この男にとって尋問という名の拷問はそれくらいの事なのだろうと思った浩大は口を開いた
「へぇ・・・こいつ丈夫なんだね。ねえ陛下俺も少し参加していい?」
「浩大、手加減するなよ?」


冷酷陛下


黎翔が立ち上がり無表情で剣を抜くとその剣は部屋に差し込んできていた僅かな光で光る。
同時に李順が薬を持ち部屋に戻ってくるが2人はそれに気が付かない
「陛下剣でやるの? すぐに終わっちゃいそうだから止めておきなヨ」
「ああそうだな。どれだけ耐えられるのか試すのを忘れていた」
「首謀者の高官サマはあっさり落ちちゃったじゃん?こいつがどれだけ耐えられるか俺も楽しみだヨ」
「高官は手足をゆっくり引っ張っただけで終わったからな。私も何処まで楽しめるか楽しみだ」
「お2人とも言っている事が物騒ですよ。まだ聞きたいことが沢山ありますからお手柔らかにお願いします」
「耐えられれば、な」
「その前に水分を取ってもらいましょう」

会話を聞いてまた男は震え上がったがその表情は2人の怒りをさらに掻き立てるものにしかならず、その後男はその掻き立てられた怒りを表したかのような苦痛を与え続けられる事になる。
抵抗する事を許されず、歯止めの利かない怒りを全身で受ける男を平然と眺めている李順も怒りに支配されているのだろう、2人を止める事が出来るのはこの部屋に居る人物で言えば彼だけだが止める事はなかった。
それから数刻の間は不気味な音が部屋に響き渡っていた。
黎翔が男の腹を蹴るとその衝撃で男が先ほど飲まされた薬を吐き出すと黎翔にかかってしまう
「汚い」
今度は黎翔が力に任せて男の頬に殴りかかった。その衝撃で口から赤い液と白い小さな塊が飛び出してくる。
黎翔が男の腹と顔を重点的に打ち付けている間、浩大は手に持った鞭で男の背中を同時に激しく叩いていた。すでに男を包んでいたはずの衣服は見る影もなく、赤くなった肌が露出している。

黒大ちゃん

遮る物が何も無い男の皮膚は、浩大が鞭で打ち付ける度にぴりぴりと細かく震えているようだが、痛みなのか、寒さでなのか何故震えているのか理由は分からない。



天井から吊るされている男の手や足は既にあらぬ方向に折れ曲がっており、縄で吊るされている事で辛うじて立っていられる状態。
2人から与えられる苦痛に叫び声を上げ合間に何か言おうとしているが言おうとする瞬間に体の何処かを殴られるため言う事が出来ない。

「俺は、やとわ・・・・・・」

再度男が何か言おうとした瞬間、部屋の中を何かがヒュッと飛ぶ音がした後何処かに刺さる音がする。
自身の水分補給の為に男からほんの少しだけその場を離れた浩大が持っていた小刀を男の喉に向って投げた音だった。その小刀を黎翔がおもむろに抜く
「陛下ごっめーん手が滑った」
「丁度うるさいと思っていた所だ。かまわん」
黎翔が小刀を床に捨てた音を合図に再び苦痛に耐えられる事となった男だったが、先ほど飲まされた薬が意識喪失という男の逃げ道を塞ぎ、声を出そうにも喉に穴をあけられ出す事が出来ない。
長時間肉体的にも精神的にも追い詰められ、目の焦点が合わなくなった男の目線は宙を舞う
上から吊るされていた縄が誰かによって切られると男の体は重力に逆らう事が出来ず崩れ落ち、黎翔と浩大は男の体を踏みつけ続けた。
(そろそろですかね。私としては聞きたい事があったのですが・・・)
これ以上の進展は無いと判断した李順が部屋を出て行こうとしたため、その場に居た看守が声を掛けた
「李順さまどちらへ?」
「陛下の湯浴みの準備をしてきます」
李順が部屋を出た後は黎翔が手の甲を踏みつけ、踏みつけられている手を浩大が一本一本の爪の間にクイナを刺していった。最後の指を刺そうとした瞬間湯浴みの準備が出来たと侍官がくるが、彼の表情はその場の光景を目の当たりにして歪む。

「失礼いたします。陛下湯浴みの準備がととのいました」
「ふん、時間切れか」
「所でへーか、お怒りは静まったの?」
「静まったように見えるか?」
「じゃあどうする?」
「そうだな・・・こいつを大きな壷の中に入れて毒花の毒が満たされた水でもゆっくりと垂らしてやれ。その為に刃を今まで使わなかったのだからな」

黎翔が最後の言葉と同時にニヤリと笑う。
部屋に入ってから黎翔が始めて見せた表情だったのだが、それは黎翔の怒りを際立たせる物にしかなっていなかった。

黎翔が居なくなると同時に部屋に静寂が流れる。男は扉を焦点の合わない瞳で見つめ続けながら口を動かしているが、喉を潰されているため何を言っているのかは誰にも分からない。
男の命の灯火はもう直ぐ燃え尽きるだろう。

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ありがとうでした\(^o^)/



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