SNS4444hit御礼 

パラレル
夕鈴




SNS4444Hitにて承ったリクエスト

書き手様から自身のSSの挿し絵を

という事で描かせていただきました。

童話みたいな世界のイメージ(勝手に)で衣装をちょっと遊んでみました。






SS頂いてきちゃいました!!!

よゆまま様、ありがとうございます\(^o^)/

素敵SSとご一緒にどうぞ☆

















出逢いは突然。
そして一目で惹かれ合う。
そんな事はおとぎ話の中だけだと思ってた。

でも現実にもあるんだってことを、私は初めて知った。
それは___________________17の秋のこと。


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『遥か彼方、空に舞う鳥よ~~~そは、何を知る?
全ての理(ことわり)、全ての愛情・・・真を知りし、黄金の鳥よ♬♪♬』

ここは、うっそうと木が生い茂る、森の中。
一人歩きながら、声高く歌う少女。
腰まで垂らした金茶の髪を揺らし。
腕には蔓で編んだ籠を下げ持つ。

「さてと、今日は何が取れるのかしら。秋は実りの秋と云うのは本当だわ。あちらこちらできのこが顔を出してるわ。」

木の根元に生えるきのこをしゃがんでは手折って、籠に入れる。
時折、きのこだけではなく、栗などの木の実も拾い籠へ。

彼女は楽しそうに。
歌、歌いながら・・・・。
籠一杯になるまで、森に響く歌声。

澄んだ歌声は、空へと届く。
伸びやかな歌声は、風と同化する。
柔らかな歌声は、泉の水面に静かな波紋を広げる。

その声、その姿は・・・・まるで森に住まう妖精姫。


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『ヒヒィ~~ン』

愛馬がいななきを上げて、方向転換する。

「おいっ、そっちは帰り路ではないぞ!!」

馬上の黒髪の青年は、手綱を力を込めて引く。
しかし、馬は意に返さず・・・・引いた方に向こうともしない。

「一体、どうしたのだと云うのだ。」

普段はこんな事は無く。
自分の意のままに操れるものだが。

仕方なく、青年は馬の思うがまま走らせる事に。
森の奥にズンズン入りゆく愛馬。

すると・・・・微かに風に乗って聞えて来る歌声。
うら若き娘の澄んだ声。

もっと聞きたくて、青年は森に入り込む。
草木が邪魔して中々進めないが、その草木をなぎ倒して進む愛馬。

不意に視界が明るくなり、開けていく___________________。
そこに居たのは、一人の乙女。
歌、歌いながらきのこを採っている。

長い金茶の髪。
細い体つき。
真剣な横顔。

________________清らかな、森の乙女。

これがまず青年が感じた思い。
それ以上近づく事はせずに、そのまま見詰める。

『ガサッッ、カサッ』

馬上から降りた青年が踏みしめた落ち葉の音が、思ったよりも大きな音を立てる。

「誰っっっ???」


4444キリリク

歌が止まり、振り返る乙女。
薄茶の瞳が印象的な。
熟れたさくらんぼの様な柔かそうな唇。
薄桃色に染まり始めた頬。

頭上から差し込む光に照らされ。
その姿が、森の妖精のようで。
青年は一瞬で見惚れた。


「いや、怪しいものではっっ!!!」

青年は少し慌て気味に答える。

「では、どなたなのですか?」
「・・・・私の名は、黎翔。」
「私は・・・夕鈴です。」
「では、夕鈴・・・貴女は何故ここに?」
「私はこの通り、森の恵みをいただているんです。」

青年に籠の中身を見せた。
籠一杯に入った、きのこと木の実。

「そうなのか・・・・・でもこんな深い森の奥に一人でとは、危ないのでは?」
「大丈夫です、いつもの事ですので。それに・・・この森には、守り神がいますから。」

にっこりと微笑む様は、光りの中の女神。

「君が・・・女神なのでは?」
「えっっ????」
「いや・・・・・・・。」

青年は・・・・自分の中に生まれくる感情に気づく。

__________________愛しい。我がものに。

実は、青年はこの国を治める王。
政務を脱け出して、遠乗りに来ていたのだ。

「私は君の様な乙女を探していたのだ。私と共に来てはくれまいか?」
「貴方様は一体・・・。」
「・・・・・・・・君に恋する、ただの一人の若者だ。」
「でも・・・・。」
「私では、ダメなのか?」
「そんな事は、有りません!!!!私も初めてお逢いしたというのに、何故か心惹かれるんです。」

頬を染め叫ぶと、そのまま俯いた。
青年は、少しずつ乙女に近付き、両手を頬に添える。

「私を見て。」
「いいえ・・・・私、はしたない事を申してしまいました。」
「そんな事は無い!!私も同じ想いだ。だから顔を上げて・・・・」

乙女はノロノロ顔を上げる。
そこには深紅に輝く瞳が。
そして_________________________そのまま、二人は口付けた。



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『ガバッ!!!!!』


布団を跳ね上げ、飛び起きる。

「何なの~~~~今の夢は!!!!!有り得ない、有り得ない、有り得ない~~~」

誰もいないのをいい事に、夕鈴は叫ぶ。

「あんな夢、見るなんて・・・・・どれだけなのよ。」

押し殺した自分の恋心が暴走しているのか。
自分の願望が見せたものなのか。

考えられない。
あんな事、あっていい筈ない!!!

夕鈴は、何度も深呼吸した。
それでもドキドキ高まる鼓動。
____________治まらない。

「これは・・・・一人静かに四阿でも行って、まずは心を落ち着けないと。」

素早く着換えると、一人庭に出てお気に入りの四阿に向かう。
幸い、朝も早い事から誰にも逢わずに済んだ。
陛下にも・・・・。

でも、今逢ったら・・・どんな顔をすればいいのだろう。

避ける?
逃げる?
走り去る?

どれも違う。
でも如何すればいいのか、解らない。
この胸の高まりを抑える術がわからないように。

四阿の長椅子に腰かけ、溜め息を吐く。

「夕鈴・・・・どうしたの?溜め息なんて吐いて。」
「へ、へ、へ、陛下!!!」

ビックリした勢いで、息を飲み込む。

「い、いえ、何でもないです。」
「だって、こんなに朝早くにこんなところで。」
「・・・・・・・陛下、その馬は如何されたのですか?」
「ああ、これは・・・なんだか目が覚めてしまって、少し走らせて来たんだ。」
「そうですか・・・・・あの青年と同じだわ。」

その姿は、まさしく夢の中の青年。
声も。
いでたちも。

「夕鈴・・・・・・は、あの乙女のようだね。」
「えっ???」
「いやっ、こっちの話。」
「????」

陛下が見ている。
私の全てを見透かされているような気がする。
どうしよう・・・・視線が外せない。

「ねぇ・・・・夕鈴。」
「は、は、はい??」

陛下は、馬上から降りて近付いて来る。
あの時と同じ。

肩を掴まれ、逃げる事も叶わず。
ガタピシに固まる身体。

「夕鈴・・・・・おはよ。」

頬に柔らかい感触が。
頬が熱い。
きっと真っ赤になってる。

「くくくくっっっっ。」

目の前の陛下は笑っている。

「お、お、おはようございます。」

ただ、それしか云えなかった。
抗議も何も出来なかった。

まだ、あの夢が・・・覚めてないのかな。
心の奥がほんのり、温かくなる。

「夢は・・・・夢だけじゃ終らないのかな。」
「そうだよ、夕鈴。」

目の前の陛下の深紅の瞳が柔らかく。
そして穏やかに微笑んでいた。

「夕鈴・・・・あの夢は、きっと僕たちの未来を示唆してるんだよ。じゃなかったら・・・・同じ夢なんて見れないよ。」

黎翔は言葉を飲み込んだ。

まだ夕鈴には早すぎると思ったから。
でもいつか、必ず。
もう未来は・・・・黎翔の気持ちは決っているのだから。



~おしまい~



きゃー!(≧▽≦)

よゆまま様、ありがとうございました!






SNS2014/01/25



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