指の記憶 

またまたお話をいただいてきちゃいましたよ!
(*^▽^*)


素敵な世界観のお話だったので、描きたーい!と思って勝手に描いて

勝手に送り付けるという、いつもの暴挙に出た次第でございます。


そしてまんまとお話の転載許可もいただいてきましたーん!



イラストはあくまで私の勝手なイメージ画像なので(しかも脳内イメージには程遠い画力不足←)

良かったらご自身のイメージを想像してみてください☆

私の大好物な、病んでる系の陛下です( ̄▽ ̄)




かをるこさま、ありがとうございました!(*^▽^*)




※原作に近い設定
※陛下の独り言


かをるこさま作



*-*-* 指の記憶 *-*-*


罪人には最後の最後、糸がたらされるらしい。
細い絹の様なその糸を僕は知っている。
優しくて、強くて、暖かくて‥
その糸は、とても美しいことも。


政務の終わった夜半、自分の居室の長椅子に座ると、あっという間に瞼が下がってくる。なのに、感覚は研ぎ澄まされて眠りに落ちることはない。
従軍していた夜のように瞼の裏で策をなす。

その最中、右手の指指が動くのに気づき一気に瞼を開いて手を見やる。
自分の体なのに制御できず、その手の動きの意味に気づいた瞬間、左手で右手を押さえ込んだ。
歯を食いしばり、左手の爪が肉をえぐる感触さえ感じず、右手は必死に探していた。


探しているものはすぐわかる。
求めるものも。

そして‥
もうこの手には持たされないのも


あれは、罪人に伸びる細い糸。
栗色の絹のように滑らかな奇跡の糸。

指にからめると、指先から温められ癒しと救いが手に入る。
その一瞬だけでも自分に縛りつけたくて、記憶させるように何度も指をからめた。


だけど、闇に侵食された僕には手に入らない。
気まぐれのように垂らされた糸に必要以上に望みすぎた僕のせい。

だからこの闇の奥まで入ることはない。何もない此処には。

「忘れてしまえ」


君がもうこの場所に糸をたらさなくていいように。



「はぁはぁはぁ‥はっくっっ‥‥」
浅い呼吸を整えるために無理に深呼吸をする最中、君の残像が触れる。

その度に‥

もう、もたらされることもないのに何度も願ってしまう僕は‥

闇に囚われた罪人。


指の記憶



★★★★



保存時のファイル名は「カンダタ陛下」でしたw

陛下は病めるほど夕鈴さんを愛しているといいと思います。


かをるこさま、素敵なお話ありがとうございました~(*^▽^*)


SNSかをるこさま宅 日記
2014/12/11初出



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