お誕生日プレゼント 

SNSのお友達の為に用意したプレゼントです。


同じくSNSのお友達、るるさんとコラボで何かしよう!となったのですが。

が。

んがっ。




今回はちょっとネタというかサプライズというかヤケというか←


「意表を突いて、逆でいく?」という提案にのってみました。

あとで激しく後悔も悶絶もしましたけどもね!


…という事で、なんと今回はワタクシダリ子が書き手・挿し絵がるるさんです( ̄▽ ̄)

るるさんはね。いいのよ。
元々絵もお上手な方なので…チッ←

文章書かない人間が書くとこうなるよ!っていうダメな例です(爆

ああ、もう、言い訳はいいや(-.-)

るるさんに素敵なイラストを描いていただいて、そのシーンに見合うべくお話を作らせていただきましたのですことよ~(おかしくなったw)

また最後にしつこく言い訳書きますので(書くんかい)
とりあえずるるさんの素敵なイラストをご堪能下さい。
SSは、左から右へ受け流して下さい。(そんな歌あったな)


何はともあれ、ぼんちゃんことからあげ様!

お誕生日おめでとうなのでした~~(*^▽^*)



【原作寄り】
【バイト妃】


実家の冬支度の為に早めに休暇を取って下町へ帰ってきたある日。

夕鈴の隣りには、もちろんニコニコとご機嫌良く尻尾をふる小犬、お忍び仕様の黎翔の姿があった。


「もうすぐ日が暮れるね」
「そうですねー。
晩ご飯は何にしましょうか…
今日はお肉もたくさん買えましたし…!」

二人で買い出しに市場へ行った帰り道、黎翔に遠回りして帰ろうと言われ王都の端の稲田にやってきた。
わざわざ遠回りするには何もなさすぎるところだ。

「やっぱり、自分の目で見ないとねー」
「え、稲刈りを…ですか?」

もう今日の作業は終えたらしい農夫たちが引き揚げていくのを遠目に見ながら、西空から届く茜色の陽射しを背に受け、二人は並んで細く伸びる影を追いかけるようにあぜ道を歩く。

「うん、収穫具合をね。
夏の大雨の災害でどれだけ被害が出たのか…。
ちょっと報告だけではわからない事もあるし」

珍しく少しだがお仕事の話をしてくれたので、夕鈴は驚いて目を瞠った。
同時に、本気で田植えや稲刈りの作業を見たかった(したかった)のかな、なんて考えも少し持っていた自分が浅はかで恥ずかしくもなった。

確かにところどころ雨風でなぎ倒されたらしい乱れたままの稲が手付かずな部分も見られる。
きっと話してくれた事が全てではないのだろう、その後は何かを考えるように顎に手を当て、黎翔は黙ってしまった。

覗き込んだ黎翔の横顔は、小犬仕様でもやはりどこか凛として、夕陽に照らされて整った顔立ちが更に際立って見えた。

──こんなところにいると時々忘れそうになるけど、この人は王様なのよ…ね

隣りにいるのに、本当は、遠い人。
黄昏が見せる幻のように、瞬きをすれば消えてしまいそうな不安を感じて、ふと夕鈴は繋いだ手に力を入れた。

繋いだ手に………



「うわぁ!へいっ…
李翔さん、すみません、手を~~~!!!」

いつのまにか繋いでいた手を慌てて振りほどく。

「こ、ここでは夫婦演技はいりませんよね!?
あわわ、私ったら!すみません!」
「えー?でも、足下危ないから。
ほら、そこ、ぬかるんでるよ?」
「え?──きゃっ!」

小さく悲鳴をあげたのは、ぬかるみに足を取られたわけではなく。

振りほどいた手を再度掴まれ、黎翔の胸に引き寄せられたから──

「り、り、李翔さんんんん!?」

───顔が近いっっ

掴まれたまま指で手のひらを撫でられ、黎翔の反対の手は買い物の荷物を持ちながらも器用に夕鈴の背中へ回されており身動きが取れない。

もごもごと赤くなって慌てふためく夕鈴の耳元に、黎翔はわざと息を吹きかけるように囁く。

「いつ如何なる場所においても、君は私の妃だ。
君の吸い込む空気、目に映る景色、指先に触れるもの…
それらは全て私と共にあるものだ」

「え、えええ演技はっ今はっ……
で、でも、だからって毎回下町に付いてこられなくても…っ
また帰ったらお仕事ぎゅーぎゅーですよ!?」

──なんなのこの人はもうーっ!

急に狼になった黎翔の胸を、抱えた荷物ごと両腕でぐいぐいと押し返す。

「あはは、そうだねー。
でも、ほら、見てごらん。
夕焼けに染まる稲穂の海、綺麗だよ。
夕鈴と一緒に見たかったんだ!」

風が走る度に撫でられた穂先が波打ち、黄金色に揺れる水面のような稲穂の海を二人で見下ろす。
色を帯びた風は、夕鈴の髪も同じように弄びながら駆け抜けた。

「ホントに…綺麗ですね」

夕鈴にとって、稲穂の海などこの時期になれば目にするひとつの季節の通過点のようなものだった。

しかしなぜか隣りに黎翔がいる事で、夕鈴の目にも特別な景色に思えてくる。

──私、いつまでこの場所にいられるんだろう…

当たり前の日常も景色も、黎翔の隣りにいる事で全てが特別な何かに変わる。
そんな特別を与えてくれる人の隣りに、いつまでいられるんだろう…

暮れなずむ茜色の空に、夕鈴の心の中にくすぶった不安が写っているかのように思えた。


「夕鈴?どうしたの?」


急に憂い顔を見せた夕鈴に訝しんだ黎翔は、歩みを止めて覗き込む。

「──いえ、夕焼けが────」

──私の心の何かを焼いているようで、熱いんです。胸が…

「なんか、おいしそうですよねっ!
お腹すいたんで、早く帰りましょう!
晩ごはんの支度をしなきゃ…!」

言葉にならない思いには蓋をして、その何かを振り切るようにずんずんと歩みを進める。

「夕鈴」

黎翔は窘めるように呼び止め、また繋いでいた手を引き寄せた。
外套を覆い被せ、夕陽を遮るように夕鈴を腕の中に包み込んで耳元で囁く。



ぼんプレるる絵



「君の見る世界の全て、私の物だと言っただろう。
私の妃は、何を目にして、何を思うのか…話してごらん?」

────だから近いですってば!!!

誰のせいでこんな思いをっ
…そして、だからって貴方の見る世界の全てを私は見られるわけじゃないしっ
なんなの、ほんとにもう!!!

何も言うまいと口をへの字に噤んでむむむと唸り睨みつけてくる夕鈴が可愛くて、黎翔は額に口づけを落とした。

「んなっ!?」

「あ、つい…えーと
頑固なお嫁さんにはやっぱりいたずらで対抗しなきゃでしょ?」

「んもっ…!もうっ…!
お嫁さんじゃないですってば!!!
なんなんですかもおおおおおおおおおお!!!」

「あはは、ごめん、ね。
ほら、早く帰らないと閉門しちゃうよ」

「…………っっ!!」

茜色の不安も小さな悋気も、甘い夫婦演技で吹き飛んでいってしまった。

「そうですねっ!
早く帰りましょう!そう!黄金色!決めた!
今夜のおかずはからあげにしましょう!からあげ!!」

「からあげ♪楽しみだなぁ」

徐々に色濃くなる夕焼け空を背に、さっきより少し伸びた影をまた追いかけるように歩く。

くすぐったい気持ちで目の前の揺れる二つの繋がった影を見て、今だけはこうしていたいと心から思った。

同じ気持ちでいてくれるかなんてわからない。
それでも、目を合わせた黎翔が優しく微笑んで、手を引いてくれる。

そんな刹那の黄金色に輝く夕暮れの幸せな時間を繋ぎとめるかのように、二つの影が離れてしまわないように。
繋いだ手の指先から、この時が零れ落ちてしまわないように…どちらからともなく強く指を絡めた。




─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

おしまいっ(>_<)
とにかく手を繋いでキャッキャしている二人を書きたかっただけ~~!!
きゃーっ!
きゃああーっ!
恥ずかしくて禿げるぅー!(>_<)

そして最後の「からあげ」セリフを言わせたかったのです。
からあげさんだけに。
からあげさんなんてひさしく呼んでないけど( ̄▽ ̄)
ただそれだけです。

はい。

もう、ゆるして…!!!←


とりあえず、サプライズ的には成功した…のかな?
どうなの?そうよね?ぼんちゃん…!www


ホントにできる(書ける)の?と最後まで心配してくれたるるさんもありがとう(*ノωノ)

ダリ子はホントこんなに恥を晒す恥がまだあったんだと、新たな可能性を実感しました(謎

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