いい風呂の日 

原作寄り
黎夕




今日はいい風呂の日…ですって、奥さま!←だから誰



随分前の息抜きで描いたのですが…

描きあがってから、こんな絵前にも描いたわ、自分…と思って愕然としました( ̄▽ ̄)




描ける構図、描きたい構図は

結局偏ってしまうのね…というワンパターンへの軌跡…



でもせっかく描いたんで、置いていきます←貧乏性

実はいい夫婦の日をテーマに何か描けないかと思って描いた…ら


これ前も描いたやん!これいい夫婦やなくていい風呂やん!ってなりました。




1117.jpg



たぶん、後ろからギューの水濡れが好きなんです、私が←




【22:30】追記
*コメレスは後ほど…
自らツッコミ入れようと思っててすっかり忘れてました( ̄▽ ̄)
黎翔さんの左手はお湯の中でMみMみしてます(爆



すいめんgif 


叫びをおやすみしてすみません…

楽しみにしていただいてた方がいらっしゃって、涙がちょちょぎれるほど喜んでおります
(*´▽`*)

ちょちょぎれる…死語ですかそうですかw




こういう風に作りたかったのん!というフリーツールがあったようで、早速挑戦してみました…w


final_1992454418.gif



→元絵

*元絵の下半分切ってます。



タイトルを漢字で検索して、皆さんも作ってみてください~!

楽しいです~(*´Д`)<息抜き、だいじ←言い訳




明日は発売日ですよ~ 




24日は1月号の発売日です!
皆さま!

本屋さんへGO!ですわよ!



しかし、こちらの今月の叫び(そんなタイトルだったのか)は、おやすみします。













うーん。

ここのところずっと、ここのネタバレ記事の在り方について対外的にも自分の中でもどうかなぁと悩んでいたところで、今月は心の余裕も時間もないし、潔くお休みさせていただく事にします。

すみませんm(__)m



良かったら思いの丈を代わりに叫んで下さいw(他力本願

表紙絵。 


昨日から描いてた表紙

勢いに乗って出来ました~



誰だ、同時進行とか言ったのは…

どうしよう…表紙捲ったら中身まっちろな本とか…


メモ帳としてお使いください←




中身、これから頑張ります(*´Д`)


あ、モノクロ本です。

今回のはフルカラーではありませんの。



フルカラーは、その次の企画で…(遠い目)





一応、宣伝の一環でちょろちょろ晒しておりますが


ものすごく恥ずかしいのです、これでも(*ノωノ)<ピュアだから



表紙



この絵は今後も宣伝用に何度もお目汚しフィールドへあがってくると思われます…

すみませぬ…





もうすぐ本誌発売デスネ~

楽しみです♪

原稿終わるまで待てとか…私には出来る気もしないし、する気も端からないのです!(キリリ

間に合わない(追記有) 

…切実なタイトルが( ̄▽ ̄)


尻叩きは必要です。うん。

いっつも、お友達の魔女の人に泣きついているのです…

今回も、例外ではなく(-ω-)


毎回、泣き言ばっかりでごめんね…!

公開懺悔で、ちょっとネタにしてみました☆


え?そんな事やるヒマあったら描けって?


ですよねー←

そんなの私が一番よく知っているのです('◇')ゞキリリ






いま、あはんな本の表紙描いてます。

中身?

中身もこれから…(-ω-)v


1118-h


スクショちょっと薄くて見づらくてすみません。

尻叩き。尻叩き。

はうんはうん(どM


私の下書きはいつもこんな感じです。

この上に主線描いていきます。

中身も、そう…

描くの早いと言われますが、たぶん単純に描き込んでいないだけですね(´▽`*)



いつも、本文のあとに表紙描くのですが、それはもし〆切に間に合わなくっても最悪表紙はタイトルだけあればいいかとかゲスい考えがあるんです(最低

で、前回のミニミニ本はこれじゃいかん、と思って表紙を先に描いてみたら


終わった気になって本文がなかなか進みませんでした(爆

という事で今回は本文の合間の息抜きに、同時進行でやってみております。


どっちも間に合わない結果にコミットしたらどうしましょう( ̄▽ ̄)←知らんがな



…というどうでもいい呟きでした~♪(脳ミソ沸騰中

ちなみに、紙に何かを書く時、紙の配置を斜めにして書くタイプです。

その癖?でノーパソちゃんもペンタブも斜めっています。

でも画像のキャンパスが斜めっているのは、描く箇所に対して水平にしてあるだけですから!



…と、更にどうでもいい呟きでした~♪(まだまだ沸くよ







【追記】

お尻が腫れちゃう…♡

かまってくださって皆さんありがとうございますm(__)m

たぶんまだなんとかなるんじゃないかと楽観視している自分がコワい…

大丈夫じゃないのよ、自分…!←




1118-h


さて、次々~~φ(`д´)

肖像画風に 

どうもこんにちはです。


翌年1月のインテ参加に向けて、諸々頑張っております。

原稿、頑張る…(呟き




1冊は、ちっちゃいちっちゃい本、作ったのですが。

A6サイズの、ミニミニ本。


お友達のお誕生日に、リクエスト受けたネタで、こっそり本を作ってお贈りしました。

喜んでもらえたので、作って良かったです。


了承いただきまして少部数ですが頒布用に刷りましたので、インテ合わせでご案内するつもりです~

偏ったネタなので(爆)←好みとか、キャラ的に

お求めくださる方がおられるのかどうか…


まぁ、自分が楽しんで描いたので、もうそれだけで満足なのですけども!(全部がそうw)

ちなみに珍しく(というか初めてかも知れない)全年齢向けネタ(ギャグ)本です。


そして今はひたすらあはんなマンガを描いていますよぅ!

シリアスっぽく始まって、やっぱりギャグが食い込んで、なし崩しであはんで終わる本です!(相変わらず身も蓋もないな)


人体の絡み具合が…←


描いてて難しくて楽しくていやはや一人で困ってます←コワいよw


それが終わったら、次はすんごい楽しい企画本の計画がありましてー。


うひょうひょ言いながら諸々企てております。

ちゃんと、カタチにして、皆さんの前に出してご報告出来る日が来るのを自分自身が楽しみにしています~

っていうかとにかく頑張れ自分…




そんな感じの今日この頃です(*´ω`*)







これは厚塗りの練習で描いた肖像画風のご夫婦です。

0518-02.jpg



画力がどうというより、お絵描きソフトのツールを使いこなしたいという技術的な向上を念頭に置いて。



0518-1.jpg


ピ○ソ風に試してみましたが、思い切りが足りなかった結果( ̄▽ ̄)


SNS2015/05/18






あの、ちょっとしたお願いがあるのですが(ここで書くのもなんですが)

こちらのブログにお越し下さる時は、恐れ入りますがブックマークしていただくか、他の二次サイト様方に繋いでいただいてますので出来るだけリンクから飛んできてください。

原作名とこちらのブログ名を合わせて検索なさる行為はやめてくださいね~(*´Д`)

ひっそり、こっそり陰で楽しんでいる二次創作サイトです。

皆さまのご協力のもと、運営しております。

よろしくお願いしますm(__)m

誕プレコラボ―Kさまへ(その2) 

10月にお誕生日だったKさまことBちゃんへ(ややこしいなw)お贈りしたプレゼントその2です。

お話が続いているわけではありません(*´Д`)
プレゼントコラボ企画2つめ、という意味です。

コラボは、お話に絵を描かせていただいたり、描いた絵からお話を作っていただいたり
それぞれの製作時間の都合や気まぐれwで楽しみながら創り上げるのですが

今回、とんでもない企画が…
もうネタが尽きたんですか…w
気が付いたら書き手さんに紛れて私もお話を書く、SSリレーの企画が始まっておりました( ̄▽ ̄)

…なんでそんな事にw

ついでに皆で絵も描くから!となし崩しで回ってきました…

…なんでこんな事にw

という事でるるさん、ぴいこさん、私の3人が3パート3回転して書き上げたお話です。
3人それぞれwのイラスト挟んで?ます。

各パート担当と言い訳と小言は最後に(∩´∀`)∩

では、どうぞ~~~







【それぞれの夜】




「ねえ、陛下。こっちもたまには見てください」

そんな風に愛らしい兎に強請られて、狼が断る筈などない。
しかし、いざ筆を置いて振り返ろうとすると、

「あぁっ!駄目ですよ!お仕事はきちんとしないと!」

と、怒られてしまう。酒の力か、まったく真逆の事を平気で口にする夕鈴は、頬を赤く染めて上機嫌だ。

いったいどうしたらいいんだ!

黎翔は、思わず頭を抱える。目の前には山積みの政務。後ろでは、酔っ払いの兎が愛らしくおねだりをする。

そもそもは自分が撒いた種だった。

忙しくなっても愛する妻との時間を削りたくなくて、後宮にまで仕事を持ち込んだのだから。
最初は夕鈴も『無理はしなくていいんですよ』と困った笑みを浮かべていただけで、邪魔をしないよう少し離れて大人しくしていた。
それを申し訳なく思いつつも、黎翔は仕事をこなしていたのだ。
明日も、早く帰ってくる為に。

ところが、気付いた時には夕鈴はいい感じに出来上がっていて―――何が起きたのか把握するまで、少し時間が掛かってしまった。

「んっ…………」

鼻から抜ける吐息のような声がしたので、反射的に黎翔は振り返った。

「おいひい!あ、だから、だめれすよ!
陛下は、お仕事終わってからのごほーびれすからねっ!」

見れば、夕鈴は茶請けの月餅をもぐもぐと嗜みながらそれを流し込むかのように茶杯を煽る。


ぼんリレ1


酔いのせいで緩んだ口元から溢れた雫を受け止めた指ごとちろりと舐めとる仕草に、黎翔は自分の中で何かの糸が切れた音を聞いた。
ガタンっ!
黎翔が立ち上がると、背後で椅子が倒れる派手な音がした。しかし、そんな事は気にも止めない。今、黎翔の頭を占めるのは、愛しい兎の事だけだ。
そのまま駆け寄って、茶杯を持つ夕鈴の腕を取る。反対の手を夕鈴の背中に回して引き寄せ、そのまま唇を重ねようとした黎翔の動きが固まる。
夕鈴の瞳にみるみる涙が溢れたのだ。

「え?ゆーりん?」
「へーかったら、ひどいれす~。なんで、すぐお仕事やめちゃうんれすか?私、へーかが終わるのをずーっと待ってるのに」
「……ごめん」

黎翔は、頬を伝う涙に唇を寄せる。
夕鈴の存在そのものが、黎翔の集中力を根刮ぎ奪っていく事を、夕鈴だけが知らないのだ。

(―――このままでは、埒があかんな)

酔いのせいか他に原因があるのか。
今日の夕鈴は、いつにも増して御し難い。
本当ならさっさと仕事を終わらせて二人の時間を楽しみたかったのだが、ここは予定を変更した方が良いだろう。
黎翔は卓の書簡を端に片付けてから、夕鈴に笑い掛けた。

「待たせてごめんね。終わったよ」
「・・・ほんとですか?」
「うん」

少し疑わしそうに見る彼女から茶杯を抜き取り、抱き上げて。
目敏い夕鈴が気付かない内に、寝台へと攫ってゆく。

「あっ!ちょっ!
へーか、終わったんならごほーびれす!
おいひーお菓子がれすねぇ…」
「お菓子より君がいいなぁ。
僕にとって最高のご褒美なんだけど?」

横抱きにした夕鈴をいつものように優しく寝台へ下ろし、そのまま覆い被さる形で黎翔は動きを封じ込める。
狼は酔った兎をこれ以上おかしな方向へ走り出さないように、少々強引に抑え込むことにした。

「あの、へい…」
「ほら、こんなに、甘い…」

夕鈴の頬を両手で閉じ込めるように固定しながら、言葉を発しようと軽く開いたその唇の形ごと食むように口付ける。

「ふ…、ぁ…っ」

黎翔の胸元に小さな抵抗で添えられた夕鈴の手は黎翔の襟元を強く握り、逆に求めるように引き寄せる形になっているのに彼女は気付いていない。
角度を変えながらの口付けに、脳内ではくちゅくちゅと官能的な音が響き、時折重なり切れなかった口元から夕鈴は熱い吐息を漏らす。
その全てに黎翔は一瞬で酩酊し、残した仕事やこの後の事、そして先程までの事も忘れて───

「…っ、そうやって、へいかは、いつも私を丸め込もうとするんれすよね…っ」

兎の可愛いらしい耳朶やうなじを嗜もうと黎翔の唇が離れた隙に、絞り出すように夕鈴は震え声をあげた。

「……え?」

兎の抗議に黎翔が驚いている間に、夕鈴は黎翔の下から抜け出した。一瞬にして立場が逆転する。
気がつけば黎翔は、夕鈴の腕の中に閉じ込められていた。

「……え?」

黎翔の驚きなど、夕鈴は気にも留めない。酔っ払っている夕鈴には、両腕で自分の身体を支え続ける事が難しいのだろう。次第に黎翔の身体に心地よい重みがかかっていく。
夕鈴は、挑むように煽るように、黎翔を見下ろす。身動きが取れず、視線を泳がせると天井が見える。黎翔がこんなにも天井を見つめたのは初めてだ。

夕鈴は、いつもこんな気持ちなのだろうか。

ついついそんな事を考えてしまうほど、黎翔は混乱していた。
一方夕鈴は、何処か冷静だった。
自分の腕の中で、怯える小犬のような黎翔を見て微笑む。

(少しは私の気持ちを分かってくれましたか?)

いつもいつも、陛下は自分の事を丸め込もうとする。何も見せず、何も考えさせてくれず。そんな陛下の優しさに流されてしまえば、楽なのかもしれない。けれど、夕鈴はそれが嫌だった。少しでも、陛下に近づきたい。貴方の気持ちが知りたい。

自分と過ごす時間を作る為に、後宮にまで仕事を持ち込んで政務をこなしてくれる黎翔の為にと用意した月餅と献上品の名酒。

(お酒が呑めるようになったら、少しは陛下の気持ちが分かるようになるかしら。陛下が呑みたくなるのはどんな時?)

夕鈴はそんな思いで、酒を少しだけついで口をつけた。良い酒のすっきりとした味わいに、くいっと一気に飲み干してしまった。それが強い酒だと気がつかずにもう少しだけ、と杯を重ねる。そして、すっかり出来上がったのだ。
酒が呑みたくなる時がいつなのかは分からないが、酒を飲む楽しさは少しわかった気がする。今なら言いたいことが全て言えるし、やりたい事も出来てしまう。夕鈴は躊躇わなかった。
するりと這わされた手に、黎翔は身体をびくんっと跳ねさせる。

「えっ?!……夕鈴っ、……やめ
……」
「らめれすよ、へいか」

にっこりと微笑む夕鈴は、ぞくっとする程妖艶で艶めかしい。


ぼんリレ2


夕鈴は、黎翔の身体を這わせるその手を止めない。

「……ゆ、………夕鈴っ」

思わず声を漏らす黎翔を逃さないように、体重をかけて押さえつけ、夕鈴は黎翔を全力でくすぐった。

「ちょ、急にどうしたの??」

普段ではあり得ない夕鈴の行動に、黎翔は驚くばかり。
拗ねたと思ったら怒り出し、体中を撫で回した挙句にこれなのだから当然だ。
しかも彼女はやはりどこか遠慮が残っているのか、くすぐったいと言うより少々こそばゆい程度。
黎翔からすれば、何の弊害にもならない。

だが夕鈴は結構真剣で―――こんな時まで真面目なのかと笑いが漏れる。
それを誤解したのだろう。
彼女は更に必死の形相でくすぐり出してしまった。

「ちょっと待って。降参する、降参するから」

もろ手を上げてそう言うと彼女はきょとんと首を傾げてしまって、少々間の抜けた表情が可愛らしい。

「こーさん?」
「うん。何か僕に―――言いたい事があるんじゃないの?」

基本的に夕鈴は我侭を一切言わない。
でも今は酔っ払っているのだ。
もしかすると本人すら自覚していないような不満が、この一連の行動をさせたのではないか。
そう、思った。

元々この後宮は彼女に相応しくない。
それを承知で望んだのは自分だった。
夕鈴は、黎翔と一緒にいる事を選んでくれたが故に、入らざるを得なくなっただけ。
頑張り屋な彼女だからこそ、知らぬ内に不満が溜まっていてもおかしくないだろう。

「言いたい事・・・は、ありますっ」
「うん、何でも言って?」

案の定夕鈴はふにゃふにゃしながらも、びしっと言い放った。
それを倒れこまないよう支えながら待っていると。

「へーかはー、隠し事が多すぎれすっ!これじゃ前と変わらないじゃないれすかあっ」
「―――うん」
「それに、いっつも甘やかして自分ばっかり無理してっ。私は貴方の為に何かしたいのに・・・っ」
「―――うん」
「でもそんのなのちっとも判ってくれなくてっ。だから、今日は仕返しするんれす~~っ」

話している内に感情が高ぶったのか、夕鈴は涙を浮かべながらまたくすぐり始めた。

(―――酒の力を借りるのも、時には必要だな)

特に、彼女のように本人ですら自覚できない不満をためてしまう愛しい妻には。
黎翔は夕鈴の背に手を回し、引き倒すように抱き締めた。

「なっ!?仕返しはまだ終わってません!」
「うん―――ごめんね」

全てを話せなくてごめん。
寂しがらせて、そしてそんな君より自分が寂しがってごめん。

夕鈴の好意を疑ってはいない。
でも自分の彼女への想いと、夕鈴のそれは深さが違いすぎる。
天真爛漫に『大好き』と言われて、とても嬉しかった。
それこそ天にも昇るほど。
だが自分の気持ちはもっと昏くどす黒いものだ。
だから、全てを伝えるのは躊躇ってしまった。

そして―――今でも、躊躇っている。
もう手放す事など、できやしないのだから。

「・・・も、離してくらさい・・・・・・」

暫くじたばたしていた夕鈴は、黎翔が強く抱き締め続けている内に少し落ち着いたようだった。

「だめ」
「だめって・・・重くないんれすか?」
「全然。君がここに居てくれると実感できる、心地良い重さだ」
「そ、そーれすか・・・」

胸に顔をうずめて、襟元をぎゅっと握り締めて。
わずかに見える耳は真っ赤で、自分の闇と彼女の純真さとの差を思い知らされる。

「―――ごめんね」
「へーか・・・?」
「ごめん」

結局黎翔は何も話せないまま、ただ夕鈴の髪を撫で続けたのだった。

どのくらいそうしていたか。
刹那のような、気付けば数刻過ごしたような、言葉だけが行き交わない安息の時間。
いつものパターンなら、そろそろ夕鈴の寝息が届きそうだと顔を覗き込もうとした時──

「だめだ寝ちゃう!」

がばっと音を立てて夕鈴は起き上がる。
心地よい重さとぬくもりが離れ、指の間をすり抜けて行く長い髪の毛先だけ名残惜しむように黎翔の手にとどまった。

「…寝ちゃっていいのに。」

黎翔は指に残った毛先を絡めながらそこに口づけし、困り顔で呟いた。

「ちがうんれす!へーか。ちがうんれすよっ!」

先ほど浮かべた涙は夕鈴の瞳を潤したままだったようだ。
次の言葉が紡ぎ出されるより先に、睨みつけるように目を細めた夕鈴の頬を伝って落ちる。

「へーかがごめんなら、わたしもごめんなさいなんれすっ」
「え、どうしてゆーりんが謝るの」
「じゃあなんでへーかは謝ってるんれすか」
「なんでって…」

**********************************************

翌朝。まばゆい光に目をさますと、そこには黎翔の安心しきった寝顔があった。

「ーーーー!!」

夕鈴は必死で口から飛び出す寸前の悲鳴を押さえる。せっかく寝ている黎翔を起こすわけにはいかない。しかしーーーー、この密着は身体に悪い。夕鈴は、黎翔の腕の中にすっぽりと収まっていた。
なんでこんなことに?!
夕鈴はくらくらする頭で、曖昧な記憶を辿る。

陛下とお酒を飲める浩大が羨ましく思っていて、陛下が飲みたくなる時の気持ちが知りたくて、軽い気持ちで酒に口をつけて……
その先の記憶が無い。

けれども何故か、楽しい様な、悲しい様な。寂しい様な、嬉しい様な。そんな不思議な感情が渦巻いて、夕鈴はくるくると表情を変える。

「ぷっ……、くくくく……」

耳元で堪えきれず溢れた様な笑い声がして、夕鈴はぎょっとした。

「陛下?!起きていたんですか?今の見て??」
「うん……」

未だに笑っている黎翔の顔を見て、夕鈴はそれ以外怒れなくなってしまった。困った様に笑いながら、小さく溜息をついて布団に潜り込む。実はまだ、昨日の酒が残りうまく考えられないのだ。それを言い訳にして、黎翔に擦り寄る。

黎翔は、昨夜を引きずる様な大胆な行動にすこし驚きつつも、頭を優しく撫でた。
しばらくそうしていると、夕鈴が布団から顔を覗かせた。

「ねえ、陛下?」
「ん?」
「昨日、陛下に謝られた気がするんですけど」
「……」
「なんて言ったんですか?私、記憶が無くて」

愛らしい兎の問いかけに、狼はそっと額に口付けしてから、その瞳を覗き込んで問で返す。

「教えて欲しい?」
「…………はい」

触れてはいけない気もしたが、それでも夕鈴はこくんと頷いた。

「夕鈴、ごめんね」

黎翔の言葉に、夕鈴は真剣な眼差しで返す。

「もう、何を言っても離してなんてあげないよ?」
「えぇ?ひゃあっ!もう、陛下?!」

二人は寝台の上でじゃれ合う。朝日さす眩い光の中で束の間だけの別れを惜しみながら。



ぼんリレ3







(おしまい)






*-*-*-*-*-*


書いてる間は↑こんな仕切りをつけて回していたので、「三者三様出てるなぁw」と笑い合っていたのですが…

繋げて読むと、思ったよりちゃんとしたwお話になりました!…と思いませんか?←きくなw
いや、私なんかが入っててちゃんと繋がるように書けてるのか???で…

お誕生日が、「麻酔の日」だったことから、酔っ払いをテーマに始まったお話…だそうです!←
だから聞いてないってばw(*´Д`)聞いてたのかな!?←きくなww
気が付いたら酔っ払いさんが回ってきて、「なんで酔っ払ってんの!?」から始まり、「最後どうなってもぴいこさんが丸く収めてくれるから、好きなように書けばいい」とか
「とにかくエロに持っていけばいい」とか「なんで酔っ払ってるのか原因決めて書いてくれてもいい」とか
初心者にいきなり高いハードルを準備してくださって(怒←w

脳ミソから湯気吹きまくりでしたお…

そしてそんな中生まれた産物(=心音。)が、なんでああなったか察していただけたかと思います( ̄▽ ̄)そうか?

リレーメッセ届くたびにドキドキビクビクしてました…
でも回ってこない事には続きも考えられないし、回ってきたら今度は急いで回さなくちゃ…!とか焦ってしまったり。

ものすごい脳ミソフル回転で大変でしたが、「どう転んでもどうにかしてくれる」という言葉が大きくて、好きなように書かせていただきました~~~~~

お話、書くの、難しいですよね…(@_@)
私が書くとたぶん起承転転転転転転転転していつまでも締まらなそうだ…(爆

違うか…起エロ転エロですかね…(いいな、ソレw

皆さんも一緒に書いて描いてカきましょう…!!!←強引な〆



では各パート担当冒頭の発表です。

ぴいこさん
・最初~
・ガタンっ!黎翔が立ち上がると
・兎の抗議に黎翔が驚いている間に
・翌朝。まばゆい光に目をさますと~ラスト

るるさん
・そもそもは自分が撒いた種だった。
・(―――このままでは、埒があかんな)
・「ちょ、急にどうしたの??」

ダリ子
・「んっ…………」
・「あっ!ちょっ!へーか、終わったんなら
・どのくらいそうしていたか。

でしたー\(^o^)/
是非皆さんもSSリレーやってみてくださいw

「こんなとこで回ってくんのΣ(゚Д゚)」とか
「どうしたらいいのΣ(・ω・ノ)ノ!」とか
「えーいここで回してやる(;^ω^)」とかいう私の葛藤が少しでも伝われば幸いです(謎


イラストは上からるるさん・ダリ子・ぴいこさんです。
わかりますか?←

さあ、皆さんも一緒に書いて描いてカきましょう…!!!←強引な〆(2回目


って事で改めてBちゃんおめでとうでしたー!!(≧▽≦)



誕プレコラボ─Kさまへ(その1) 

10月にお誕生日だったKさまことBちゃんへ(ややこしいなw)お贈りしたプレゼントその1です。

こちらはぴいこさんとダリ子のコラボです。
私が「こんな絵を贈りたい」と先に描いた絵に、後からぴいこさんにお話をつけて貰いました(*´ω`*)

その1、という事でその2もあります( ̄▽ ̄)

その2は、私の脳ミソが沸騰して湯気ふいたSSリレーです。
そちらはまた後日…








【戯れに】

 真紅の着物を身に纏い、夕鈴は少しだけ恥ずかしそうに微笑んだ。
 身体の線に沿う着物が、夕鈴の女らしさを際立たせる。腕輪や簪などの繊細で華奢な装飾具と、高価な絹で仕立てた着物はまるで、夕鈴が歩くたびに優しい音楽を奏でているようだ。

「おいで」

 優しく手を差し伸べられ、夕鈴はおずおずとその手を取った。

「きゃぁっ」

 そのまま力強く引き寄せられて、夕鈴は小さな悲鳴をあげる。けれど、転んだわけでも、抱きしめられた訳でもない。きっちりと繋がれた手。反対の手は背中に回されている。相手の体温が伝わるほどの密着。照れてほんの少し俯いた夕鈴の頬が赤く染まる。
 赤く染まったのは、頬だけでは無い。細い首や、剥き出しの白い肩までが赤くなり、まるで夕鈴を彩っているかのようだ。

 唇を寄せたい衝動を抱えている事など知らない夕鈴は、優しく導かれるままに舞い始める。恐々と運んでいただけだった足取りは、次第に軽やかになっていく。
 淡い桃色の羽衣、着物の裾、長い髪。それらは、夕鈴達が進路を変えるたび、一拍遅れて宙で舞う。



bp1




自然と笑顔になった夕鈴は、いつまでも舞いを…………」
「ちょっと待ってくださいっ!」
「へ?」

 饒舌に語っていた黎翔は、突然夕鈴に止められて驚いて振り向いた。

「どうかした?ゆーりん」
「どうかした?じゃありませんよ!
なんですか!その話は!!」
「次の宴の話?」
 そう答えて、黎翔は呑気にお茶を啜る。
「宴に参加出来るのは、正直嬉しいです。また私はお留守番で、陛下だけ宴で、その隣に綺麗な方々が座るのは、ちょっと……」
 もじもじと着物を弄びながら焼きもちをやく夕鈴がなんとも愛らしくて、黎翔は勢いよく席を立つ。
「あっ!お茶がこぼれちゃうじゃ無いですかっ」
 黎翔が抱きしめようとした事を察し、素早く釘を刺す夕鈴。黎翔は行く先が無くなった手を伸ばしたまま、しょんぼりして幻の耳を伏せながら尋ねた。
「嫌なの?」
「嫌、じゃ、ないです……」
 消え入りそうな声で夕鈴が答える。黎翔は、言い終わら無いうちに立ち上がると夕鈴を連れて長椅子へと移動し、そのまま膝の上に乗せて抱き締める。
「ゆーりんの焼きもち、嬉しいな〜」
「そんなにはっきりと言わないでくださいっ!恥ずかしいじゃないですか」

 恥ずかしい、とは言うが、焼きもちを否定しないところが嬉しくて、黎翔は夕鈴に頬を擦り寄せる。

「ねぇ、陛下。話を元に戻しませんか?」
「んー?元にって?」
「ほら、宴の話ですよ」

 放っておいたら、いつまでもそうしていそうな黎翔に、夕鈴は尋ねる。

「あぁ。その話」

 黎翔は、少しだけつまらなそうに言って顔をあげる。夕鈴は、離れてしまった距離が寂しくて、無意識に黎翔の手に手を重ねた。

「やっぱり宴は無しにしようかな」

 突然ぽそりと呟かれた言葉に衝撃を受けて夕鈴は、振り返る。

「えぇ?!なぜですか!?」
 そんな夕鈴の驚きなど、黎翔はどこ吹く風だ。
「えっと、私がさっき慌てたのはですね。突然、異国の舞いをしてと言われたからであって、宴が嫌とか、そんな我儘は言ってませんよ?そりゃ、陛下のお側に綺麗な舞姫たちがいるのは嫌ですけど。
 いえ、そうじゃなくて。私、お仕事はきちんとしますし、お仕事じゃなくても陛下のお側に居ますから。お仕事の邪魔になるような事はしませんから、だから……」
 しどろもどろになりながらも、夕鈴は必死で説明する。その言葉を聞きながら、黎翔は「あー、もう、ずーっとこうしていたいなあ」と呟く。

「陛下?聞いてますか?」
「うん。聞いてるよ?そんなに慌てなくても大丈夫。もともと宴自体、本当にするかどうかも怪しいから」
「え?」
「順を追って、説明するね」

 話の展開についていけず、目をぱちくりさせている夕鈴の髪を弄びながら、黎翔は説明する。

「異国の旅一座が近隣国を回っている事は知っている?」
「はい」
「その一座から、夕鈴にって着物が献上されたんだ。それを着て共に踊りましょうという手紙が添えられていたらしくて」
「それで異国の踊りですか?!」
 慌てて振り返る夕鈴を見て、黎翔はくすくすと笑う。
「うん。宴でゆーりんと踊れたら良いなあと思ったんだけど、その一座の良くない噂も聞いてね」
「?」
「宴や興行に人々が出払っている隙に、一座の仲間が盗みを働いているらしいんだ」
「えぇ?!」
「だから、宴を開いて誘き出そうかと思ってた」

 華やかな宴の支度とはまるで違う裏側を知り、夕鈴は眉を顰める。黎翔はそれを読み取り、安心させるように優しくその頬を撫でる。

「けど、そんな面倒な事はしなくても良いって気がついたんだ。
 お願いしたら、夕鈴は宴なんて無くても異国の着物を着てくれるかなーって」
「そっちですか?!」
「そうだよ。そうしたら、夕鈴の可愛い姿を誰かに見られる心配もなくなるし」
「そんな……」
「ダメ?」
「駄目、じゃないですけど……」
「本当?」
 ぱあぁぁぁっ!と輝いた黎翔の笑顔に、夕鈴は手間のかかる弟を見るかのように笑う。
「夕鈴なら、そう言ってくれると思って、持ってきたよ」
「えぇ?!今着るのですか?!」
「うん!」
 夕鈴は視線だけで抗議するが、幻の尻尾を全力で振る姿に断わりきれず、渋々頷いた。
「分かりました。慣れない着物なので遅くなるかもしれませんが、
待っていてくださいますか……?」
「もちろんっ!」
 黎翔の全開の笑顔に、夕鈴は困った様に、それでも少しだけ嬉しそうに息を吐いた。
「では、失礼します」
 笑顔で手を振る黎翔に見送られ、夕鈴は入り口近くに置かれていた衣装を取ると寝所へと入っていった。


 着物は何とか身にまとう事が出来た。しかし、剥き出しになった肩に恥ずかしさが募ってしまう。夕鈴は幾度も角度を変えて鏡に映し、自分の姿を確認する。
 何度確認しても自信は持てないが、いつまでも黎翔を待たせる訳にはいかないと、夕鈴は勇気を振り絞って寝所を出た。

「陛下、お待たせしました」

 声を掛けたが、黎翔には届いていない様だった。長椅子に脚を組んで座り、頬杖をついている。その瞳は何処かを見つめている様であり、それはこの部屋の中ではない何かなのだろうと夕鈴は思った。心が何処か遠くにある様だ。

「陛下」
 黎翔が夕鈴に気がついたのは、夕鈴が目の前まで歩み寄ってからだった。
 黎翔は眩しそうに目を細めると、小さく呟いた。
「綺麗だ」
 その言葉は、思わず溢れてしまった様だった。黎翔が差し出した手に導かれるままに、夕鈴は距離を詰める。黎翔はそれすらも待ちきれずに、夕鈴を引き寄せた。


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 鋭い瞳に見上げられ、夕鈴は思わず息を飲む。吸い込まれる様な紅。その色は、鋭さだけではなく切なさも秘めている。

 先程も、自然と話題をすり替えられてしまったことを、夕鈴は気がついていた。陛下は優しい。だから、一歩も二歩も、物事の先を読んで自分を守ろうとしてくれているのだと思う。
 自分になにができるかを聞いてみたい。けれどそれを聞くことで余計に、気を使わせてしまう事になるのかもしれない。
 どこまでも堂々めぐりを繰り返してしまいそうな思考に蓋をして、夕鈴はにっこりと微笑んだ。

「似合いますか?」
「勿論。我が妃を皆に自慢をしたいが、誰かの目に触れるのが勿体無いほど愛らしい」
「ありがとうございます」
 何度聞いても、黎翔の褒め言葉は何処かくすぐったい。
「満足されました?」
「少しは」
「少し、ですか?」
「そうだ」
 不安に顔が曇る夕鈴を、見上げて黎翔は余裕たっぷりに笑う。その顔を見て夕鈴は安心した。憂い事を、少しは忘れてくれたらしい。
 どうか今だけは、全てを忘れて言葉遊びを続けましょう?
 夕鈴はそれだけを思い、言葉を紡ぐ。
「あとは、なんです?」
「あとは、ーーーー君だ」
「私?」
「あぁ」
「どうしたら?」
「私と踊ってくれるか?」
「え?!踊るって、きゃあっ!」
 黎翔は立ち上がろうとした。その黎翔に寄りかかっていた夕鈴は、支えを失い体勢を崩す。そのまま二人は長椅子にもつれ込んだ。

「もう、陛下ったら」
「ごめん」
「駄目ですよ」

 夕鈴は、頬を膨らませる。言葉遊びは、まだ終わらない。

「せっかく頑張って着たのに、着物も髪もぐしゃぐしゃになっちゃいました」
「そうだよね」
 夕鈴を見下ろす形のまま、黎翔はしょんぼりと落ち込んでいる。尋ねるのは、今度は黎翔の番だ。
「どうしたら許してくれる?」
「分かりませんか?」
「…………、うん。教えて」
「もう、しょうがないですね」

 夕鈴はそう言って、静かに瞳を閉じる。愛らしい兎のおねだりに、狼が抗うはずも無かった。




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改めて、Bちゃん、お誕生日おめでとーでしたーん\(^o^)/


(2015/10)